
美容整形はかつてメスを利用した外科手術が基本で、アフターケアもメンテナンスも、もちろん手術自体も高額で危険をともなうものであると認識されてきました。しかし最近では医療技術がめざましく進化し、レーザーだけで脱毛ができたり、あざやしみが消せたり、不要な脂肪細胞を消滅させたりと短時間で効果のあるプチ整形が流行しています。あまりにお手軽なので、美容整形への警戒心が溶けてしまい、二重にしたり、二重あごをとったり、鼻筋をきれいにしたりすることはもはや抵抗感がなく、プチ整形と呼ぶだけできれいなほうがいいに決まっているという美しさへの執着心のほうが強くなってきている傾向すら見られます。美容整形が手術からレーザー、注射、点滴といった簡単な方法に転向していることは手軽に施術をうけやすく便利なことではありますが、やはり体に負担をかけていることは否めません。
体調不良になったりしませんし、仕事にすぐ復帰できたり、帰宅してすぐ家事にとりかかれるなど普段通りの生活ができることは保証されていますが、やはり骨格や顔や体全体のバランスで個性やその人のイメージというのは形成されているものですから、きれいになることだけを目標とするのではなく、自分にあったナチュラルなものでなければなりません。美容整形の施術によっては時間が経過すると元通りになるどころか、頻度が増えると劣化が激しくなったりするものもあります。本当に気にしているコンプレックスを解消するための手段として利用するのは好ましいですが、プチ整形とはいえあまり頻繁に行うのは望ましいとは言えません。
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